夏は“横隔膜”が硬くなる?呼吸筋から考える疲労回復ピラティス

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  • 💎夏だからこそ注目したい“横隔膜と呼吸筋”のコンディション
  • 💎ピラティスだからできる、呼吸筋のケアと機能向上
  • 💎呼吸から整える疲労回復ピラティス習慣
  • 💎呼吸が整うことで得られる暮らしのメリット
  • 💎解剖学的な観点で見る、ピラティスが呼吸に有効な理由



夏になると、

「なんだか疲れが抜けない」
「呼吸が浅く感じる」
「眠ってもスッキリしない」


…そんな不調を感じる方が増えてきます。
その原因の一つに、“横隔膜のこわばり”があるのをご存じでしょうか?

横隔膜は“呼吸筋”と呼ばれる、呼吸を司る大切な筋肉。
ところが、冷房や姿勢の乱れ、夏特有の生活リズムの崩れにより、この横隔膜がうまく動かなくなってしまうケースがあるのです。
呼吸が浅くなると、自律神経の乱れや疲労の蓄積につながり、体と心の回復力がぐっと落ちてしまいます。

そこでおすすめしたいのが、横隔膜を内側から整えるピラティス。

本コラムでは、「ピラティス・横隔膜・呼吸」をキーワードに、夏の疲れを効率よく回復し、心身のパフォーマンスを高めるヒントをご紹介します。

目次

夏だからこそ注目したい“横隔膜と呼吸筋”のコンディション

横隔膜や呼吸筋が硬くなる理由:夏バテ・冷房等の影響

横隔膜は、胸腔と腹腔を隔てるドーム状の筋肉で、呼吸時に上下に動きながら肺の換気を助けています。
ところが、夏は以下のような理由でその柔軟性と可動域が落ちやすくなります。

冷房による冷え → お腹まわり・背中の筋肉が緊張し、横隔膜がこわばる
浅い呼吸 → 暑さやストレスによって呼吸が早く浅くなり、横隔膜が十分に使われない
姿勢の悪化 → 猛暑で猫背気味の姿勢が増えることで、胸郭の動きが制限される


こうした環境が重なることで、横隔膜をはじめとした呼吸筋が“こわばり”、呼吸が浅く、疲れやすい体質になってしまうのです。

呼吸が浅くなる仕組みと心身への影響

呼吸が浅くなると、私たちの心身に様々な悪影響を及ぼします。

酸素摂取量の低下 → 血流が悪化し、脳や筋肉への酸素供給が不十分に
自律神経の乱れ → 交感神経優位が続き、睡眠の質やメンタルバランスに影響
疲労が抜けない体質 → 常に力が入った状態で、休んでも回復しにくくなる


横隔膜がうまく動かないと、呼吸が肺の上部だけで行われ、深い呼吸ができなくなります。
その結果、リラックス状態(副交感神経優位)になりにくくなり、疲労感や不調が慢性化してしまうのです。

横隔膜の柔軟性を保ち疲労を回復しやすくする重要性

横隔膜の柔軟性を高めることは、深く穏やかな呼吸を取り戻すうえで極めて重要です。

呼吸の質が上がる → 肺の換気が効率的になり、全身の血流と酸素循環が改善
腹腔内圧が安定する → 体幹が自然と安定し、姿勢改善にもつながる
副交感神経が優位に働く → ストレス軽減や睡眠の質の向上


特に夏は、横隔膜の「動きの悪さ」が疲労蓄積の一因となるため、意識的に“呼吸を整えること”が、最も手軽で効果的な体調管理法とも言えるのです。

ピラティスだからできる、呼吸筋のケアと機能向上

ラテラル胸式呼吸の基本と横隔膜への刺激効果

ピラティスで最も特徴的なのが「ラテラル胸式呼吸(Lateral Breathing)」です。
これは、胸郭を左右に広げるように行う呼吸法で、横隔膜や肋間筋を効果的に刺激します。

▼ラテラル呼吸のメリット
胸郭の可動域が広がり、横隔膜がスムーズに上下するようになる
肋骨周囲の筋肉を活性化し、深く効率的な呼吸が身につく
呼吸を意識することで、体幹の深層部(インナーユニット)も自然に使える


この呼吸法を習慣化することで、普段使えていなかった呼吸筋に刺激が入り、徐々に横隔膜も柔らかくしなやかに動くようになります。

呼吸筋に働きかけるピラティスエクササイズの具体例

ピラティスでは、呼吸と動作を連動させることが大きな特徴。
以下は、呼吸筋を意識しながら実践できる代表的なエクササイズです。

▼キャット&カウ
→ 背骨の動きを通じて、呼吸と脊柱の連動を促進。胸郭の動きも改善されます。

▼ブリッジ(ペルビックカール)
→ 骨盤をコントロールしながら横隔膜・腹横筋にアプローチ。呼吸筋の強化に◎

▼ハンドレッド
→ ラテラル呼吸を意識しながら体幹を刺激。肺活量の拡張にも効果

▼マーメイドストレッチ
→ 体側・肋間筋を伸ばすことで、横隔膜の動きをサポート

これらのエクササイズを通して、呼吸の質を高めつつ、横隔膜を中心とした体幹を整えることができます。

呼吸法で横隔膜を動かすことで得られる心身の変化

ピラティスの呼吸を通して横隔膜を“再教育”することで、次のようなポジティブな変化が現れます。

深い呼吸ができるようになり、日中の疲れが減る
胸が開き、姿勢が良くなることで気持ちも前向きに
睡眠の質が改善され、回復力が上がる
自律神経の安定によって、緊張や不安が軽減される


特に夏の疲れや不調が気になる方は、「たかが呼吸、されど呼吸」。
横隔膜をほぐし、呼吸を深めることが、心と体の両方を整える近道になるのです。

呼吸から整える疲労回復ピラティス習慣

朝・夜5分の呼吸リセットルーティンのすすめ

朝目覚めた瞬間は、まだ身体が眠っています。
そんなときこそ、呼吸に意識を向けた短時間のピラティスルーティンが効果的です。
例えばベッドの上で、背骨をそっと起こしながらラテラル呼吸(横式胸式呼吸)を5回。
呼吸ごとに肋骨を広げ、横隔膜をリセットすることができます。

夜は眠る前に、ゆっくりと床に座ったり仰向けになって、呼吸を整える時間に。
呼吸を使って胸郭全体を動かすイメトレ的な動きを混ぜるだけでも、交感神経を落ち着かせ、自律神経を副交感優位へ導く効果が期待できます。

たった5分ですが、呼吸筋に意識を寄せるだけで身体の質が変わってくる習慣です。

呼吸集中による心身のリラックス効果と疲労回復

呼吸を使ったピラティスは、マインドフルネスに近いリラックス効果をもたらします。
呼吸に集中することで雑念が減り、自然と心も落ち着いていくため、ストレス解消や疲労回復に非常に効果的です。
具体的には、“息を吸って5秒、吐いて5秒”といったテンポを自分で決めて呼吸を続けることで、自律神経のバランスが整いやすくなります。

呼吸で体幹がふんわりと整う感覚を、一日のリセットに取り入れてみましょう。

日中にできる簡単ケア:胸郭や肋間の動きを戻す方法

デスクワークで固まりやすいのは胸郭や肋間部。
呼吸筋を使うには、胸郭の柔らかさを取り戻すことが重要です。

片手を胸に当てて、息を吸うときに手が軽く動けばOKのサイン
後ろ手を組んで内側へ広げ、「胸を開く」感覚を作る
壁に手を当てて、一呼吸ごとに肩甲骨周りを微調整する


こうした日中の簡単ケアは、呼吸の質を戻し、身体全体を整えるきっかけになります。

呼吸が整うことで得られる暮らしのメリット

自律神経が整うことで夏の疲れを軽減

呼吸が浅いと、交感神経が優位になりやすく体が緊張状態に。
ラテラル呼吸を取り入れると、自然と副交感神経が働きやすくなり、夏のストレスや疲労を軽減する効果があります。
暑さに負けず、心地よく過ごすための基本的な整え方です。

呼吸と姿勢が紐づくことで、冷え・むくみ・肩こりを改善

呼吸が整うと、姿勢にも良い影響があります。
胸郭の動きが良くなることで、肩の緊張や背中の丸みが軽減され、冷えやむくみの改善にも結びつきます。
呼吸筋を整えることは、見た目の印象だけでなく、全身のコンディションをスッキリ整えることにもつながっています。

睡眠の質向上・集中力アップ・気分の安定にもつながる

深い呼吸と体幹の安定により、睡眠の質が向上し、翌朝の目覚めが良くなります。
また、脳への酸素供給がスムーズになり、集中力や思考のクリアさもアップ。
気分も安定しやすく、日常のパフォーマンスが全体的に向上します。

解剖学的な観点で見る、ピラティスが呼吸に有効な理由

横隔膜と胸郭の構造・役割を知り、動きを理解する

横隔膜はドーム型の強力な筋肉で、胸郭を下から支えながら呼吸の吸い込みを助ける役割を担っています。
胸郭と腹腔の位置関係を理解すると、呼吸が浅くなる原因や、姿勢と機能のつながりが明確になります。

インナーユニットと腹腔内圧の関係から呼吸を支える構造を捉える

ピラティスが重視する「インナーユニット」(腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋群)は、腹腔内圧を調整し体幹の安定性を高めるキーパーツです。
呼吸法と連動することで、自然と体の第1の支持構造が働き出し、動きにも“力まず整っている感覚”が生まれます。

神経‑筋連携による“無意識でも深呼吸ができる体”の再教育プロセス

ピラティスは単なる筋トレではなく、どの筋肉をどう動かすかを丁寧に再教育する運動です。
このプロセスを通して、無意識でも深く効率的な呼吸ができる体へと再構築されます。
それは、呼吸に頼るストレスフルな動きではなく、呼吸中心の身体設計へシフトするということです。



夏の疲れ、冷房による呼吸筋のこわばり、不調へのストレス… すべてを「呼吸」で整えていけるのが、ピラティスの新しい可能性です。

横隔膜と呼吸筋の柔軟性を回復させること
呼吸を通じて体幹や姿勢を整えること
呼吸と体幹を連動させる習慣を作ること


この3つの要素を日常の中で取り入れていくだけで、疲労回復力が高まり、健康で快適な夏を過ごせる土台が作れます。

あなたの内側の鼓動を整えることから、夏の元気を取り戻しましょう^^


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