夏太りの陰にある「股関節の非対称性」ピラティスで動きの再教育を

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  • 💎なぜ「夏太り」と股関節の非対称性は関係するのか?
  • 💎股関節の非対称性をピラティスで可視化する方法
  • 💎ピラティスで股関節非対称性を整える具体エクササイズ
  • 💎日常に取り入れたい非対称性修正&生活習慣改善のヒント
  • 💎解剖学的な観点で見る、ピラティスが股関節に有効な理由



「食べる量は増えていないのに、夏になると太りやすい気がする」
「なんとなく体が重い、脚がむくむ、代謝が落ちた気がする」


──そんな夏特有の不調を感じたことはありませんか?
実はその原因の一つが、“股関節の非対称性”にあるかもしれません。

私たちの股関節は、歩く・座る・立ち上がるなど日常の基本動作のすべてに関わる「動きのハブ」。
この関節の動きに左右差があると、骨盤の傾きや筋肉の偏りを生み、血流やリンパの流れにも影響を与えます。
結果として代謝が落ち、太りやすくなるのです。

本コラムでは、夏太りの隠れた原因である股関節のアンバランスと、それを根本から整えるための「ピラティス」による再教育アプローチをご紹介します。

目次

なぜ「夏太り」と股関節の非対称性は関係するのか?

股関節が左右で動きに偏りがあると体重が片側に溜まるメカニズム

股関節は、体幹と脚をつなぐ「可動性の要」。
本来なら左右同じように動くべきですが、日常生活では以下のような“クセ”が積み重なり、動きに左右差が生まれます。

片脚重心で立つことが多い
足を組む癖がある
鞄をいつも同じ手で持つ
スマホを見るときの姿勢が偏っている


これらの小さな習慣が、股関節の可動性・筋肉のバランス・神経系の伝達効率に影響を与え、「片側だけ動きが悪い」「体重をかけやすい側とそうでない側がある」といったアンバランスを生み出します。

すると、体はバランスを取るために一部の筋肉を過剰に使い、逆に使われない部位は代謝が落ちやすくなります。
こうした「偏った筋肉の使い方」は、脂肪の蓄積・むくみ・体型の崩れへとつながっていきます。

骨盤の歪みと股関節の非対称性が代謝低下・むくみを招く理由

股関節のアンバランスは、ダイレクトに骨盤の位置にも影響します。
骨盤が前後・左右・回旋方向に歪むと、以下のような現象が起こります。

腸腰筋や大臀筋などの深層筋が機能しにくくなる
内臓の位置が下がり、ポッコリお腹になりやすい
下半身のリンパの流れが悪くなる


このような状態では、体幹を安定させるインナーマッスルも十分に働かず、エネルギー消費が少ない「省エネ姿勢」に。特に暑い夏は動く量が減るため、歪みを放置するとますます代謝が落ち、体脂肪がつきやすくなります。
さらに、冷たい飲み物の摂取や冷房の影響で下半身の血流が悪くなり、むくみも助長されるという悪循環に。

夏の運動不足・冷房による血流滞りと股関節の硬さの相性

夏は、屋外での運動量が減り、室内での冷房時間が増える季節です。
すると筋肉が冷えて硬くなりやすく、特に大きな関節である股関節は動かさないまま可動域が狭まっていきます。

▼股関節が硬くなると
骨盤を正しい位置に保ちづらくなる
歩幅が狭くなり、歩行効率が低下する
筋肉の連動性が失われ、肩こりや腰痛にも波及

こうした状態では運動しても「効いている感」が得られにくくなり、運動を避けるようになる…という悪循環を招きます。

股関節の非対称性をピラティスで可視化する方法

股関節の左右差は、言われないと気づきにくいものです。
しかし、ピラティスの動きを通して「見える化」「感じる化」することで、自覚と改善への第一歩が踏み出せます。

シングルレッグリフトやレッグチェンジで左右の可動域を見える化

仰向けの状態で片脚ずつ持ち上げる「シングルレッグリフト」や、脚を交互に入れ替える「レッグチェンジ」は、シンプルながら股関節の動きの癖が出やすい種目です。

右はスムーズに動くのに左は重い
持ち上げた脚と一緒に骨盤まで動いてしまう
片側だけ腰が反る


こうした動きの違いをその場で実感することができ、「どちらが弱い/硬い/代償動作が出るか」が明確になります。

レッグサークルズで「動かしているつもり」の癖に気づく

レッグサークルズ(脚を円を描くように回す動き)では、特に股関節まわりの安定性と滑らかな可動が求められます。
回しているつもりが、実際には骨盤や腰を使ってごまかしていたり、片側だけ小さな円になっていたりと、非対称性が一目瞭然に。
「脚を回す」動きひとつにも、自分がどれだけ片側に依存しているかが見えてきます。

骨盤の傾き・捻じれを鏡や動画で簡易チェックする方法

自宅でもできる簡単なチェック方法として、以下のような方法があります。

鏡の前で片脚立ちして、骨盤の高さやバランスを見る
スマホで前屈・後屈・スクワット動作を撮影して、左右の動きの差を見る
寝た状態で両膝を立て、膝の向きや足の角度が左右対称か確認する


こうした可視化により、「動いているつもり」ではなく「本当に動いているか」を明らかにし、ピラティスのエクササイズでそのズレを整えていく意識を高めます。

ピラティスで股関節非対称性を整える具体エクササイズ

レッグサークルズ:左右差の調整と体幹安定を促す基本動作

レッグサークルズは股関節の可動性と柔軟性向上に特化した、ピラティスの基本エクササイズです。
仰向けになり、片脚を天井方向に伸ばして円を描くように股関節を動かすことで、股関節の非対称性を感じ取れます。
呼吸に合わせてゆっくり行い、骨盤が動かないよう下腹を引き締める意識が重要です。
これにより体幹安定と姿勢改善にもつながります。
左右差が出やすいため、自覚できる部分を感覚的に把握し、動きの癖を修正する第一歩に最適です。

シングルレッグリフト&チェンジ:股関節の屈筋・伸筋を正しく使う

片脚ずつ上げ下げするシングルレッグリフトや、脚を交互に入れ替えるチェンジ動作は、股関節周りの筋肉(屈筋・伸筋)の左右バランスを感じ取るのに有効です。
実施中に「右脚はスムーズだけど左脚はずっしり重い」「骨盤が動いてしまう」などの違和感を感じ、それが非対称性のサインとなります。
意識して繰り返すことで、左右のバランスを整える感覚が磨かれます。

シザーズ:股関節開きと下半身血流促進による脂肪燃焼サポート

仰向けで両脚を上下に交互に伸ばす「シザーズ」は、股関節を開閉する動きを通じて下半身の血流促進と柔軟性向上が期待できるエクササイズです。
特に股関節の開き側に硬さや抵抗があると、左右差が明確に表れ、動きの癖が可視化されます。
ゆっくり丁寧に呼吸と連動させながら行うことで、代謝促進・むくみ改善にもつながります。

股関節ストレッチ系(ニーリング前後法など)、柔軟性向上アプローチ

ニーリング姿勢での股関節前後ストレッチや、前屈・後屈で骨盤と股関節の柔軟性を整える動きを取り入れます。
固まっている側を優先して伸ばし、柔軟性の左右差を意識的に修正していくことが重要です。
これにより股関節の動きが滑らかになり、日常生活でも使いやすくなります。

日常に取り入れたい非対称性修正&生活習慣改善のヒント

左右差を意識した立ち座りの習慣(左右交互に重心を意識)

日常の立ち姿・座り姿でも左右の股関節を意識して重心を交互にかける習慣を取り入れることで、非対称性の改善に繋がります。
例えば、立つ時に左右の足に均等に体重をかけ直したり、座る時に左右交互に重心を移動させるなど、小さな工夫が効果的です。

夏の冷え対策と股関節ストレッチ習慣(湯船・朝晩の軽い伸ばし)

夏でも冷房や冷たい飲料で股関節周りが冷えて硬くなりがちです。
就寝前や朝・湯船に浸かる際に股関節を軽く伸ばしたり腰まわりをほぐす習慣を持つことで、血流を促し代謝を保ちやすくなります。

冷房下での血行促進法:簡単な股関節振り&ソフト呼吸法

長時間冷房下で過ごす場合には、座ったまま股関節を軽く振る(前後・左右)と同時に呼吸を深めることで、血流とリンパの流れを促進できます。
簡単な動きですが、股関節の可動性維持に役立ちます。

食事・睡眠・姿勢とインナーマッスルの関係:非対称性は生活習慣の鏡

偏った姿勢や筋バランスは、睡眠の質や食事のタイミング、姿勢の癖など日々の生活習慣と密接に関係しています。
インナーマッスル(体幹)の安定が非対称性の改善にも直結。
規則的な生活習慣を整えることは、股関節動作の再教育にもつながります。

解剖学的な観点で見る、ピラティスが股関節にも有効な理由

股関節を支える筋群(腸腰筋・内転筋・臀部筋)への多方向アプローチ

ピラティスでは股関節まわりの多方向の筋群に対して、多様な動きを通じてアプローチします。
特に腸腰筋・内転筋・大臀筋・中臀筋といった筋肉を使うことで、可動域向上と安定性が得られます。

インナーマッスル強化による骨盤・股関節の安定性向上と移動効率の改善

体幹の深層筋(腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群)を同時に鍛えることにより、股関節・骨盤の安定性が増し、歩行や立ち座りといった日常動作の効率が向上します。
これを通じて非対称性の自然な自己修正が促されます。

股関節可動域の回復が代謝アップ・血流改善につながる科学的背景

股関節の可動域を広げることは、下半身の血流とリンパの循環を改善し、冷えやむくみを防ぎ、代謝アップにもつながります。
夏太りの予防として、運動時以外にもこうした動作の積み上げが重要です。

呼吸と動きの連動による自律神経調整と非対称緊張の正規化効果

ピラティスは動きと呼吸を連動させながら行うことに特徴があり、この呼吸リズムが副交感神経を刺激し、筋肉の緊張や左右差を正す効果があります。
動作と呼吸の統一により、非対称性による緊張の偏りも自然と調整されます。



股関節の非対称性は、姿勢の崩れから血流滞り、代謝低下につながり、夏太りの見えない原因になり得ます。
しかし、ピラティスによる動作の再教育を通じて、自分の身体の左右差を自覚し、日常の習慣も含めて整えていくことで、柔らかく動ける、引き締まった身体へと近づくことは充分に可能です。


股関節に左右差があると体重は片側に偏りやすく、脂肪が溜まりやすくなる
レッグサークルズ・シングルレッグリフト・シザーズなどで可動域の左右差を見える化できる
日常の立ち座りやストレッチ習慣で非対称性を少しずつ修正できる
解剖学的にも、ピラティスは股関節と体幹の連動性を整える理にかなった方法

夏太りに悩んでいる方は、自分の股関節の左右差に気づくところから始めてみてください。
そして、ピラティスを通じて「動きの再教育」を行う習慣を取り入れることで、身体の循環も姿勢も変化し、自然と脂肪も燃えやすくなる状態へと近づきます。

まずは簡単な1〜2種目から習慣化して、ぜひ夏を快適に過ごせる身体を目指しましょう!


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