“いつもどこかが痛い”を卒業する、体のメンテナンス習慣

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  • 💎ピラティスと慢性痛:基本を押さえよう
  • 💎なぜピラティスは慢性痛に効くのか?5つの根拠
  • 💎慢性痛改善に役立つ実践的ピラティス
  • 💎慢性痛と上手に付き合う人たちの共通点
  • 💎解剖学的観点で見る、ピラティスが慢性痛に有効な理由


「寝ても疲れがとれない」
「朝起きるとどこかが痛い」
「いつも肩や腰が重い」


そんな”なんとなく不調”が慢性的に続いている方は多いのではないでしょうか?

その背景には、現代人特有の運動不足、長時間のデスクワーク、そして無意識のうちに身についた“体の使い方のクセ”が隠れています。
こうした慢性痛に対し、注目されているのが「ピラティス」というボディワーク。

ピラティスは、元々リハビリのために生まれたエクササイズで、姿勢・動き・呼吸を整えながら、体の奥深くから“本来の機能”を回復させていくのが特徴です。
このコラムでは、慢性痛に悩む方へ向けて、なぜピラティスが有効なのか?どのように生活に取り入れればいいのか?を、解剖学や実践を交えてわかりやすく解説していきます。

目次

ピラティスと慢性痛:基本を押さえよう

ピラティスとは?誕生背景とリハビリ起源

ピラティスは、第一次世界大戦中、ドイツ出身のジョセフ・ピラティス氏によって開発されました。
彼は当時、負傷兵のためのリハビリ運動として、ベッド上で行える運動法を考案。
それが現在の「マットピラティス」や「リフォーマー(専用マシン)」へと進化していきました。

ピラティスの目的は、体幹の安定性(コア)を高め、正しい姿勢と動きを再教育すること。
筋力を過剰に使うのではなく、「整えて、動かす」ことに重点を置いており、痛みや不調を抱える方でも安心して始められるエクササイズです。

慢性痛とは?どんな症状があるのか整理

慢性痛とは、3ヶ月以上継続する身体の痛みのことを指します。
代表的な症状には以下のようなものがあります。

慢性腰痛(ぎっくり腰の後遺症、ヘルニアなど)
肩こり・首こり
頭痛(緊張性頭痛、筋緊張型)
坐骨神経痛や膝痛
筋膜性疼痛症候群(MPS)

これらの症状の多くは、明確な器質的損傷(骨折など)が見つからないケースも多く、医療機関で「異常なし」と診断されることも少なくありません。
そこで重要なのが、「動きの質」「筋肉の使い方」「姿勢のクセ」に目を向けること。
ピラティスはまさに、この“目に見えない原因”にアプローチできる数少ない手段なのです。

慢性痛への一般的アプローチとその限界

慢性痛の一般的な対処法としては以下が挙げられます。

痛み止めの服用(鎮痛薬・湿布)
マッサージや整体による一時的な緩和
ストレッチやヨガなどの自己ケア


確かに、これらの方法で一時的に楽になることはあります。
しかし、“根本原因”が変わらない限り、再発や慢性化は避けられません。
さらに薬物療法は、長期的には副作用や依存のリスクもあるため、継続的な対処としては限界があります。
そこで注目されているのが、自らの体をコントロールし、機能改善を図る運動療法、その筆頭がピラティスです。

なぜピラティスは慢性痛に効くのか?5つの根拠

インナーマッスル強化による体幹安定

慢性痛の大きな原因の一つが、「体幹(コア)」の筋力低下による姿勢の崩れです。
ピラティスでは、腹横筋(ふくおうきん)・多裂筋(たれつきん)・骨盤底筋群といった深層筋をターゲットにしたエクササイズが中心。
これらは骨や内臓を支える役割を果たし、背骨や骨盤の“軸”を安定させる土台となります。
体幹がしっかり機能することで、腰や首、肩などの過剰な負担が軽減され、慢性痛の軽減へとつながるのです。

正しい動作パターンの再教育(モーターコントロール)

ピラティスの特徴は、「意識的に動く」こと。
私たちは普段、無意識のうちに偏った動きや姿勢を繰り返しています。
それが“体の使いグセ”となり、特定の筋肉だけが疲労し、痛みを引き起こしているケースが多々あります。
ピラティスでは、体の動きを言語化・視覚化しながら動作を再教育。
脳と筋肉のつながり(神経経路)を強化することで、より正確で負担の少ない動作パターンを再構築していきます。

姿勢とアライメントの改善効果

デスクワークやスマホによる「猫背」「反り腰」「ストレートネック」は慢性痛の温床です。
ピラティスでは、背骨や骨盤の自然なS字カーブを意識した動きを取り入れ、全身の骨格アライメントを整えることが可能です。
良い姿勢は、ただ“見た目がきれい”というだけでなく、関節や筋肉にかかる負荷を均等にし、痛みを予防・改善する鍵でもあります。

柔軟性向上による関節・筋肉負担の軽減

筋肉や筋膜の柔軟性が低下すると、関節の動きが制限され、周囲の部位が代償的に動いてしまいます。
それが蓄積すると、特定部位の慢性痛につながるのです。
ピラティスでは、しなやかな筋肉と関節の可動域を保つことに重点を置き、無理なく安全に可動域を広げていきます。
特に「動的ストレッチ」と呼ばれる、呼吸と連動した動きが、緊張をほぐしながら柔軟性を引き出す点が特徴です。

呼吸と自律神経調整によるリラクゼーション

慢性痛は、筋肉だけの問題ではありません。
ストレスや自律神経の乱れも大きく関与しており、これが「痛みの感受性」を高める原因になっています。
ピラティスでは、胸式呼吸をベースにした“意識的な呼吸”を重視し、交感神経(緊張)と副交感神経(リラックス)のバランスを整えていきます。
これにより、身体だけでなく心にも働きかけるケアが可能となり、「なんとなくしんどい」が解消されやすくなるのです。

慢性痛改善に役立つ実践的ピラティス

禁忌動作と医療専門家との連携の重要性

慢性痛を抱える方がピラティスを始める際、まず注意すべきは「禁忌動作」
これらを避けずに始めると思わぬ悪化を招くこともあります。
例えば、急激に関節をひねる「回旋運動」や腰を大きく反らせる「過伸展」は注意が必要です。
そのため、最初の段階では必ず以下の体制を整えましょう。

医師や理学療法士の診断を受ける
痛みやしびれがある場合は先に相談
インストラクターに状態を正確に伝える


セルフケアでは限界があるため、専門家と連携しながら「安全で効果的なプラン」を組むことが理想です。

朝・昼・夜にできる簡単セルフエクササイズ3選

■朝(起床時):「ペルビックティルト」
仰向けに寝て、腹式呼吸と連動しながら骨盤を前後にゆっくり傾ける
勢いのない、小・中くらいの動きで5〜10回
腰の緊張を和らげながら眠りから目覚める準備に◎

■昼(デスクワーク中):「チェストオープナー+肩甲骨スクイーズ」
椅子に座って胸を開くように背中を反らし、両肩を引く
呼吸に合わせて3~5回
前傾・猫背がちな姿勢のリセットとして効果的

■夜(就寝前):「ネックリリース+ブリージングエクササイズ」
仰向けになり、両手を腹部に置いてゆったり胸式呼吸
首の緊張が強い場合は、頭の下にタオルを置いてサポート
心と体をリラックスさせながら就寝へ導く

これらの動きはどれも簡単で安全。毎日の生活に無理なく組み込めるのが特徴です。

マット vs マシン vs グループ vs プライベートの選び方

ピラティスにはさまざまなスタイルがあり、それぞれ強みがあります。
慢性痛を抱える方は、最初はプライベートレッスンでフォームを確認し、その後マシン導入やグループ参加へ移行する流れがおすすめです。

習慣化のコツ:継続できる工夫とモチベ維持法

続ける人と続かない人の差は「習慣化の仕組み化」です。
以下のコツをご参考に。

5分からスタートし習慣化
→「毎日やる」ことが目的

記録やSNS共有で達成感を得る
→ 挫折予防、仲間ができる

日課やルート(日触り〇〇)に組み込む
→ 例えば「朝の歯磨き+ストレッチ」など

月に1回レッスンを交え、振り返りをする
→ フォーム確認、進化をスキルに

また、小さな成功体験を大切に。
少しできた、少し痛みが軽減したと感じたその瞬間が、継続のエンジンになります。

慢性痛と上手に付き合う人たちの共通点

ただ治すだけじゃない。「動ける体」を取り戻した人たちの共通点

慢性痛改善者は、
“治った=完全に痛みがなくなった”以上に、「自分で動けるようになった」
という変化を重視する人が少なくありません。

痛みによって制限されていた日常動作ができるようになる
旅行や趣味を再開できる喜び

このような「動ける体」を取り戻すことが、本人にとっての真のゴールとなっているのです。

痛みとの付き合い方が変わった。ピラティスが教えてくれたこと

慢性痛は“終わらないもの”と捉えられがちですが、ピラティスを通じて以下のように捉え方が変わります。

「痛みは警告信号」として受け止め、自分の体の声を聴く
「痛みがあるから休む」「動かしてみる」などの柔軟な対処ができる


このメンタルのシフトは、自信と希望を生み出し、慢性痛からの脱却に大きく貢献します。

解剖学的な観点で見る、ピラティスが慢性痛に有効な理由

コア(腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群)の役割

腹横筋:内臓や背骨をコルセットのように支える筋肉
多裂筋:脊椎を安定させる小さな深層筋
骨盤底筋群:骨盤を下から支え、姿勢・呼吸にも関与


ピラティスはこれらを同時に活性化させ、体幹の“安定の土台”を強化します。

背骨・骨盤のアライメント維持とS字カーブ

正しいS字カーブが背骨にかかる衝撃を分散
骨盤がニュートラル位置に設定されることで筋肉の偏りを防ぐ

ピラティスは、骨盤カード(骨盤の位置確認)などアライメント意識に特化

呼吸による腹圧コントロールと負荷分散

深い胸式呼吸は腹圧を高め、椎間板への垂直負荷を減らす
リズミカルな呼吸が筋肉の連動性を高め、自然な動きを引き出す
ピラティスの呼吸法が、痛み防止にも直結

固有受容感覚と神経・血流保護メカニズム

ピラティスは体の内部感覚(固有受容感覚)を高める
これにより怪我の予防=動きの質向上へ
筋ポンプ作用+呼吸によって血流・神経栄養に良い影響を与える



「いつもどこかが痛い」
「マッサージや薬ではよくならない」
「歳のせいかも…」

そんな風に感じながらも、どうにもできずに日々を過ごしている方は少なくありません。
慢性痛は単なる“体の問題”ではなく、姿勢・動きのクセ・筋力のアンバランス・自律神経の乱れ・心の緊張など、さまざまな要因が複雑に絡み合って起こります。

ピラティスは、これらの問題に対して非常に有効な手段です。
単なる筋トレやストレッチではなく、「動きの再教育」ともいえるアプローチで、身体を根本から整え直すことができます。

特に慢性痛においては、「ただ痛みをなくす」こと以上に、

再発しない身体づくり
不安なく動ける感覚の回復
日常を自分らしく過ごせる自由さ

これらが何よりも大切です。
ピラティスが慢性痛改善に効果的な理由としては、以下の5点が挙げられます。

インナーマッスル強化で体幹を安定させる
正しい動作パターンを脳と身体に再教育する
姿勢と骨格アライメントの調整が痛みの根本に働きかける
柔軟性を高めることで、筋肉や関節の負担を軽減する
呼吸法で自律神経を整え、心身両面にアプローチする


また、解剖学的観点から見ても、コアマッスルの活性化、腹圧のコントロール、神経系の保護と血流改善など、多方面から「痛みに強い身体」を構築していく点も見逃せません。

さらに、ピラティスは“継続できる仕組み”を持っているのも特徴です。
朝・昼・夜のスキマ時間にできるエクササイズや、マシン/マット、グループ/プライベートなど、ライフスタイルや体の状態に合わせた多様な選択肢があり、無理なく続けられます。
そして何より大切なのは、「痛みと戦う」のではなく、「痛みと付き合いながら、自分の体と前向きに向き合っていく」という姿勢。
ピラティスを通じてそれが身につくと、身体も心もラクになっていくのです。

今の痛みを、“一生のもの”にしないために、慢性痛があるからといって「もうずっとこうなのかも…」と諦めてしまうのはもったいないことです。
むしろ、今この瞬間が「自分の体に向き合い、変えていく」チャンスかもしれません。
ピラティスは決して特別な人だけの運動ではありません。
年齢・体力・経験に関係なく、誰もが“今の自分”に合わせたペースで始められる、優しくも芯のあるボディワークです。


「もう痛みに縛られたくない」
「もっと自由に、楽に動ける身体になりたい」

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